公務員試験の数的処理の参考書【苦手な人向けです】

 

 

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今回は、数的処理が苦手でも大丈夫【数的処理のおすすめ参考書】というテーマでお話します!

 

公務員試験の最重要科目である数的処理。

 

その出題数は教養試験の3割~5割を占めます。

 

それなのに、「むずかしい。」「勉強してもなかなか解けるようにならない。」そんな悩みを抱えている受験生も多いのではないでしょうか。

 

今回はそんな悩みを抱えた受験生のために、数的処理を克服し、得意科目にする勉強法を紹介したいと思います

 

また、おすすめ参考書も紹介していませすので参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

数的処理を得意科目にすることができれば、公務員試験合格はもう目の前ですよ!

 

公務員の数的処理の特徴

数的処理ってどんな科目?

 

(1)数的処理の重要性

 

公務員試験での数的処理の出題数は、3割~5割を占めます。

 

ゆえに、公務員試験において、数的処理は最重要科目なんです。

 

しかし、数的処理は数学の知識を必要とする問題があるため、苦手とする受験生もたくさんもいます。

 

受験生の中には、数的処理を全捨てで試験に挑む強者(ある意味弱者)もいます。

 

これは無謀なのでやめたほうがいいと思います。

 

中には数的処理を捨てても公務員試験に合格する人がいますが、ひと握りの人間だけです。そういう人は、英語、現代文が満点、かつ、他の知識科目も完璧です。

 

しかし、恐れることはありません。数学の知識が要求されるといっても、中学・高校の簡単な知識です。

 

また、分野によっては計算なしで解ける問題(パズル問題など)もあります。

 

まずは、5割正解をめざして頑張りましょう。5割得点できれば教養試験はほぼ大丈夫です!

 

 

(2)数的処理ができるようになるまでのの学習期間

 

公務員予備校のTACでは、一般的に6ヶ月かかるといわれました。しかも、毎日問題を解くのが前提です。

 

「6ヶ月?そんな時間もうないよ!」という人は、次の2つの方法があります。

 

1つは、勉強量を増やすことです。

 

数的処理は問題をこなした分だけ成長しますからね!とにかく問題を解きましょう!解いて!解いて!解きまくるのです!

 

ただし、公務員試験は科目が多いのでバランスも大事です。5割取れれば十分合格は狙える位置にいます。「朝の3時間は数的に費やし、そのほかは別の科目も頑張る」とするのがいいかもしれませんね!

 

もう1つは、勉強する範囲を絞る方法です。

 

時間がに人にとってはこちらの方が現実的な作戦になりますね。

 

たとえば、「速さの問題は苦手だからあきらめよう」とか、「確率の問題は解けても時間がかかるから諦めよう」とか。

 

時間がないときは、苦手な分野は切り捨てるしかありません。公務員試験の鉄則は広く【浅く】です。この【浅く】を忘れないでくださいね。

 

公務員の数的処理の出題数

国家一般職 国税/財務/労基 東京都1B 特別区 裁判所一般職 地方上級全国型 地方上級関東型
数的推理 5 4 6 6 6 6 6
判断推理 6 7 2 5 6 5 3
空間把握 2 2 4 4 4 4 2
資料解釈 3 3 4 4 1 1 1
出題合計 16 16 16 19 17 16 16

 

ご覧のように、教養試験の半分近くを数的処理が占めています。それぞれの試験種によって出題傾向が異なりますので、自分が志望する試験種にあわせて対策をすすめていきましょう。

 

公務員の数的処理を4つにわけて説明します

 

数的処理は、大きく分けて次の4つの分野に分かれます。

  • 数的推理
  • 判断推理
  • 空間把握
  • 資料解釈

それぞれの勉強法と使用する参考書について説明します。

 

数的推理について

 

(1)数的推理の特徴について

 

  • 数的推理は、算数のような問題です。具体的には、方程式や不等式、速さ、食塩水の濃度、場合の数、確率、図形の計算問題などです。計算が多く、ややこしい問題が多いので苦手にする人が多いです。

 

  • 基本的に1問に費やせる時間は3分程度です。もちろんそれ以上かかる問題のがおおいので、他の科目で調節しましょう。

 

 

(2)【公務員試験 数的推理がみるみるわかる! 解放の玉手箱】を使って勉強する。

私のときは改訂版ではなく、旧バージョンを使っていました。まずは、この参考書を使って数的推理の基礎を身につけましょう。

 

この参考書は数学が特に苦手な人だけ使用してください。算数の説明から始まりますので、数学が苦手な人でも安心です。

 

このあと紹介する畑中先生のワニ本から入る人もいますが、数的推理に自信がない人はこちらの【解法の玉手箱】から始めてください。【解放の玉手箱】の方が問題がやさしいです。

 

まずは基礎をしっかりと身に付けることが数的処理上達の1番の近道です。

 

逆に数学に自信がある人は、【畑中敦子先生のワニ本】から始めてください。本来であれば、参考書をコロコロ変えるのはよくありません。【解放の玉手箱】を利用するのは数学の知識が乏しいがゆえ、やむを得ずです。

 

なぜ参考書をころころ変えるのは良くないのか。

 

それは参考書によって、同じ問題でも解き方が違う場合があるからです。

 

わざわざ2種類の解き方を覚えても意味がありません。時間の無駄です。ですので、数学に自信がある人は【畑中敦子先生のワニ本】から始めてください。

 

とはいえ、算数が苦手な人が、いきなり【畑中敦子先生のワニ本】から始めるよりは、【解法の玉手箱】から始めた方が結果的に早くできるようになるのではないかと思います。

 

急がば回れです!

 

スポーツでも最初からむずかしいことをしようとしてもなかなかできませんよね。勉強もそれと同じです。コツコツと勉強することが一番の近道です。

 

どちらから始めていいか迷っている人は、【畑中敦子先生のワニ本】から始めてみてください。もし、難しくて理解できなっかたら解放の玉手箱を買いましょう。どちらにせよ、ワニ本は必要です!

 

 

(3)【畑中敦子の数的推理の大革命 令和版】を使って勉強する。

数的処理にかぎらずですが、問題を解いた次の日は必ず復習しましょう。そして、3日後、6日後、9日後(だいたいでいいです)に復習をしましょう。

 

問題を解きすぎて、ほとんどの問題が解けるようになった人だけ、次のステップに進みましょう。

 

(4)【新スーパー過去問ゼミ5 数的推理】を使用して勉強する。

 

同じ問題を連続3回正解できたら、その問題を解く必要はありません。本番でも解けるので、まだできない問題や他の科目に時間を費やしましょう。

 

A,Bランクのみを解くようにしましょう。Cは解かなくていいです。余裕があれば解いてもいいのですが、他の科目を勉強したほうが効率がいいでしょう。

 

(5)直前期になったら各試験種の過去問に取り組もう。

 

それぞれの試験種で出題される問題の傾向を捉えるために、過去問をひたすら解きます。

 

また、都庁や特別区の試験では、過去に出題された問題の使い回しが多いので過去問は必ず解いておきましょう。

 

【数的処理の勉強法】判断推理

 

(1)判断推理の特徴

  • 判断数理には、計算を必要とする問題はほとんどありません。具体的には、「集合・命題・リーグ戦・トーナメント戦・位置関係・暗号・嘘つき問題」などです。数的推理が苦手な人は、判断推理で得点できるようにしましょう。

 

  • 基本的に1問に費やせる時間は3分程度です。もちろんそれ以上かかる問題のがおおいので、他の科目で調節しましょう。

 

 

(2)【畑中敦子の判断推理の新兵器!令和版】を】使って勉強する。

判断推理は【畑中敦子先生のワニ本】から始めてください。計算問題はないので、苦手な人でもこの本からで十分対応できます。

 

(3)【新スーパー過去問ゼミ5 判断推理】を使って勉強する。

数的推理と同様です。同じ問題を連続3回正解したら、その問題はもう解かなくてOKです。

 

 

(4)直前期になったら各試験種の過去問に取り組もう

こちらも出題傾向を把握するために、自分が受験する試験種の過去問を解きましょう。

 

【数的処理の勉強法】空間把握

 

(1)空間把握の特徴

空間把握は、文字どおり空間を把握する能力が求められる問題が出題されます。計算力は必要ありませんが、センスが必要です。幼いころから積み木遊びをたくさんしてきたような人は、空間把握能力に優れているみたいですよ。

 

また、女性より男性の方が空間把握能力が高い傾向にあるそうです。とはいえ、勉強してテクニックを身につければ大丈夫です。

 

基本的に費やせる時間は3分です。もちろんそれ以上かかる問題のがおおいので、他の科目で調節しましょう。

 

(2)先ほど紹介した【畑中敦子の判断推理の新兵器!令和版 大卒程度公務員試験 [ 畑中敦子 ]】に空間把握の問題が一緒になっています。

 

こちらも【畑中敦子先生のワニ本】から始めてください。空間把握は【畑中敦子先生のワニ本】からで大丈夫です。

 

(3)こちらも先ほど紹介した【新スーパー過去問ゼミ5 判断推理 (『新スーパー過去問ゼミ5』シリーズ)】に空間把握の問題が一緒になっています。


使い方は、数的推理、判断推理と同じです。

 

 

(4)直前期になったら各試験種の過去問に取り組みましょう。

こちらも自分が受験する試験種の過去問を解いて、出題傾向を把握しましょう。

 

【数的処理の勉強法】資料解釈

 

(1)資料解釈の特徴

 

  • 時間をかければ誰でも正解できるのが資料解釈です。しかし、解くのに時間がかかる問題が多いです。ですので、時短のテクニックと正確な計算力を身に付ける必要があります。

 

  • 1問解くのに10分以上かかる場合は捨てることも考えてください。4問出題される試験種で資料解釈に1問10分かけていたら40分もかかります。目安としては、最低でも1問7分以内に解きたいところです。

 

(2)【畑中敦子の資料解釈の最前線!第2版】を使って勉強する。

(3)【新スーパー過去問ゼミ5 文章理解・資料解釈】を使って勉強する

ここからは時間を意識して解きましょう。まずは、7分を目標にがんばってください。特別区の問題は簡単なものがおおいので、6分を目標にしましょう。

 

(4)自分が受験する試験種の過去問を解きましょう。

 

特に国家系の資料解釈は、特別区などと比較して細かい計算が求められる傾向にあります。

 

【まとめ】

数的処理全体の勉強法まとめ

(1)解放の玉手箱を3周する。(数的が得意な人、時間に余裕がない人は畑中先生のワニ本から始める。)

(2)畑中先生のワニ本を3周する。

(3)スー過去でA,Bの問題を何回も解く。Cを解くなら他の科目の勉強をしたほうが効率がいいです

(4)自分が受験する自治体の過去問を解いて、出題傾向を把握する。

 

以上が数的推理の勉強法と参考書についてでした。

 

勉強法や参考書も大切ですが、もっとも重要なのは、毎日問題を解くことです。

 

毎日問題を解くことで感覚が磨かれます。

 

試験本番で、この感覚に助けられることが本当にあります。

 

必ず、毎日問題を解きましょう。

 

今回は以上です!

 

それではさようなら(ヾ(´・ω・`)

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