こんにちは、あやんぼです。
今回のテーマは【公務員の面接対策の手順】についてです。
この記事を読むことで、面接対策をどのようにして行えば、良い結果を出すことができるのかがわかります。
目次
【面接対策の手順】
(1)自己分析をしましょう
志望動機や自己PRを書く前には自己分析を必ずしましょう。
自己分析をすることによって自分がどんな人間で、どんな強みがあるのかを把握することができます。
そして、自分の強みを把握したらその強みを公務員としてどう活かせるのかを考えます。
では、どのように自己分析をしたらいいのかを説明します。
まずは、自分が過去にしてきた経験を思い出して紙に書きましょう。
具体的には、
- アルバイト経験
- サークル活動
- 部活動
- インターンシップ
- 卒論・ゼミ
- ボランティア活動
などが一般的ですね。海外留学などもありですね。
過去の経験(頑張ったこと、努力したこと)を洗いざらい書き出したら、今度は書き出した項目について、どのような苦労をして、どのような成果が出たのか書き出します。
そして、最終的に過去の経験(頑張ったこと、努力したこと)から何を得たのかについても明確にしましょう。
具体例
- サッカー部で全国大会出場を目標にして日々努力。
- 全国大会に出場するために週6で部活動を行い、厳しい練習メニューに取り組んだ。
- 結果的に全国大会出場の目標は叶わなかったが、チームスポーツによるコミュニケーション能力や厳しい練習メニューも耐え抜く体力と精神力を養うことができた。
- この経験で培ったコミュニケーション能力やタフな精神力は公務員として働くうえで、○○に活かすことができる。
面倒だからとこの手順(自己分析)を飛ばして、いきなり自己PRや志望動機を考え始める受験生がいますが、あまりおすすめしません。
実際、私も面倒だったのでこの手順を飛ばして面接カードを書こうとしましたが、薄い内容になってしまい、自己分析からやり直しました。
自己分析はとても大切なので、面倒がらずにしっかりと取り組みましょう!
(2)自己分析をしたら自己PRと志望動機を考えましょう
自己分析をしっかりとしたら、自己PRと志望動機を考えましょう。
自己PRについては、(1)の自己分析で明確になった強みを書きましょう。
志望動機については、いろいろな公務員という選択肢がある中で「なぜ、そこを選んだのか」を明確にしましょう。
過去の経験を根拠にして、「私はこのような経験から○○の仕事がしたい」、「私はこのような経験から○○で最も力を発揮することができる」などのように志望動機を考えると説得力が増します。
また、志望動機の説得力を上げる鉄板ネタとして、説明会やインターンシップなどがあります。特にインターンシップは強いですね。公務員試験の勉強時間を割いてでも参加する価値は十分にあります。
(3)面接カードを作成しましょう
面接カードはかなり重要です。
なぜなら、面接官が面接カードの内容をもとに受験生に質問をします。
ということは、ある程度はこちらで質問内容を誘導することができます。つまり、面接試験は、面接カードを書く段階から始まっているのです!
※面接カードの記入の注意点について
- できる限り簡潔に書きましょう
あまりに細かく書きすぎると面接官は面接カードの内容から質問がすることがなくなってしまい、アドリブで質問をしてしまいます。うまくこちらで質問を誘導しましょう。
- スペースを考えて書きましょう
あまりに空白が多いのは残念な印象を与えてしまいます。また、志望度の低さすら感じてしまうかもしれません。
かと言って、あまりに小さい字でびっしり書くのもよくないです。小さすぎて流し読みされてしまいます。
また、ひらがなは漢字より、やや小さくことでバランスが良くなり読みやすくなりますよ。
- 1つのことにこだわりすぎるのはやめましょう
たとえば、
(1)学生時代に力をいれた頑張ったこと=サッカー部の内容
(2)チームでがんばったこと=サッカー部の内容
(3)あなたの自己PRをしてください=サッカーの内容
これは見た面接官はきっとこう思います。
「他になんかやってこなかったのか?」、「ほかの話が聴きたいな」
面接官にこのように思われないようにするために、面接カードを記入する際は多様性を示しましょう。
つまり、サッカー部の内容だけではなく、たとえば、アルバイトやゼミやサークルなどいろいろな経験をしてきたことをアピールするということです。
- 嘘を書くのは絶対にやめましょう
1を10に盛るならまだいいです。しかし、0を1に盛るのは絶対にやめましょう。リスクが高すぎます。もし、バレたら不合格確定です。
ただし、唯一志望順位だけは嘘をついていいです。
というか嘘を付きましょう。「ここは第三希望です!」なんて言われたら面接官は採用しづらいです。内定を出したけどやっぱり第一志望で働きないから内定を辞退するなんて言われた面接官はたまったものではありません。なので、志望順位だけは嘘をついて大丈夫です。
ただ、私の友人にこんな人がいました。面接試験で第2志望であることを正直に言い、第1志望に受かったらそっちに行くと伝えたとのことでした。
結果は合格だったそうです。しかも、順位は上位だったとのことです。
第2志望とわかっていても採用したいほど優秀な人材だったのでしょうか。謎ですね。
とまあ、このように正直に志望順位を伝えても受かることも可能なので、判断はみなさんにおまかせします。ただ、第3志望、第4志望の場合は嘘をついたほうがいいと思いますよ!(笑)
(4)想定問答を考えましょう
面接カードを書いたら、どんな質問がされるか予想しましょう。
そして、自分なりの解答を考えます。
Twitterでこんな質問を受けました。
「想定問答を考えるとロボットみたいになってしまうから、ぶっつけ本番のがいいので?」
そんなことはありません。
志望動機や自己PRのような必ず聞かれることは、あらかじめ考えておく方がいいでしょう。
(5)ひたすら面接練習をしましょう
面接の練習をしたら自然体で挑めなくなるから、面接の練習はしないという人が必ずいます。この考えは危険です。面接は慣れです。何回も練習をしたほうがよくなるに決まっています。
また、予備校などでは自分の面接練習を動画で録画してあとで見直します。動画にしてみると姿勢が傾いていたり、面接後半に猫背になってきたりすることに気づきます。
しかし、面接練習をしない人はそのようなことに気づきません。質問に対する受け答えだけが面接の練習ではありません。入室から退出までが面接試験です。独学の人も面接練習は必ずやりましょう。ハローワークで面接の対策をしてくれますので利用するのもありです。
【個別面接について】
第一印象は大事です
人間の印象の90%は出会ってから4分以内に決まるそうです。(『嘘つき男と泣き虫女』主婦の友より)
面接官も人間です。第1印象の段階で採用したいか、不採用ぎみなのか、なんとなく判断しています。最初の段階で不採用ぎみの印象を与えてしまうともったいないです。
第1印象でいい影響をあたえるために以下のことに注意しましょう。
- 目に力を入れましょう
あなたが面接会場に入室したとき、面接官が1番最初に見るのはどこだと思いますか?
答えは顔です。さらにいうと、目を見ています。
そのときに死んだ魚のような目をしていたら面接官は「この子はダメそうだ」と感じてしまいます。
入室する際には、目に力を入れて普段の1.2倍ほど目を大きく開きましょう。
- 背筋をしっかりと伸ばしましょう
背筋が丸まっていると自身がない人に見えてしまいます。逆に背筋を伸ばすだけで、自身がある人に見えます。立っているときも座っているときも背筋には気をつけましょう。
- ほどよいスマイルを心がけましょう
笑顔は相手に明るい印象、親しみやすさを感じます。不自然な笑顔にならないように練習をしておきましょう。
面接官を大好きだと思い込みましょう
心理学に「好意の返報性」という現象があるのはご存知ですか?
この現象は、好意を抱いてくれる相手に対しては、行為を抱くようになりますが、逆に相手に嫌悪感を抱かれると、こちらも嫌悪感を抱いてしまうということです。
もっとわかりやすく言うと、ある人から「○○さんって優しくていい人だから好きなんだよねー」と言われると、その人にいい印象を持ちますが、逆にある人から「○○さんちょっと感じ悪いから嫌い」と言われたら、その人のことも嫌いになってしまうということです。
面接も同じです。
「なんだかこの面接官怖そうで苦手だなー」と思うと、表情などで面接官にその気持ちが伝わってしまいます。そうすると面接官もあなたのことをなんだか苦手な人と感じてしまうのです。
ですので、面接のときは面接官のことを「大好きだ!」と思い込むようにしてください。私も実際にやってみましたが、効果がありますよ。おすすめです。
とにかく慣れることが大事です
ぶっつけ本番で面接に挑むのは良くないです。爆死します。言いたかったことがほとんど言えずに悔しい思いをしてしまいます。
何回も練習をすることでノックの回数や入退室の基本などが体に染み込み、無意識にこれらを行うことができます。心にも余裕が生まれます。
独学の人で面接練習ができなくて困っている人は、民間企業の面接を受けまくりましょう。民間の面接に慣れてしまえば、公務員の面接は楽勝かもしれません。
【集団面接について】
周りの受験生と自分を比較するのはやめましょう
集団面接は、周りの受験生と比較されます。
ゆえに、グループのなかに飛び抜けた人がいると自分に自信が持てなくなりやすいです。対策としては周りの受験生と自分を比較するのをやめることです。
あなたにはあなたの良さがあります。自信を持って面接に挑みましょう。
話していないときこそ見られています
話す内容はもちろんですが、他の人が話しているときの「聞く態度」も評価されています。
顔を上げて、背筋を伸ばしましょう。
また、ほかの受験生が話しているときもしっかりと話を聞きましょう。
「いきなり、○○さんの答えについてあなたはどのように思いますか?」なんて質問されることもあるかもしれませんからね!
【まとめ】
まずは、面接対策の手順で説明したことをしっかりと全て行いましょう。
そしたら、ひたすら面接練習をするのみです。
予備校に通ってないから面接練習ができないは言い訳ですよ!
ハローワークでも面接の練習をしてくれますし、民間企業の面接試験なら無限に受けることができます!
今回は以上です。
それではさようなら(ヾ(´・ω・`)