こんにちは、あやんぼです。
今回は財政学の参考書と勉強法についてです。
財政学って言葉を聞くだけ難しいイメージを抱いてしまう人はいませんか。たくさんの数字や、聞きなれない言葉が出てくるのせいですね。
しかし実は、暗記で解ける問題が多いのでそこまで難しくはありません。
安易に捨て科目にするのはもったいないですよ!
目次
財政学の勉強法【財政学とは】
財政学はコストパフォーマンスの高い科目です。
なぜなら、ミクロ経済学、マクロ経済と重複する部分が多いからです。さらに、覚えるべき分量が少ないです。
財政学の勉強をしながら、ミクロ経済学とマクロ経済学の復習もできるお得な科目ですね!
財政学の出題分野
財政学は大きく分けると次の3つの分野に分けることができます。
- 財政制度
財政制度とは、予算の制度、財政投融資、地方財政計画、国債制度、税制などです。
基本的にはこれらの制度の内容を覚えればOKです。ほかの学系科目と勉強法は変わりません。ひたすらインプットとアウトプットを繰り返しましょう!
- 財政理論
財政理論とは、租税の転嫁と帰着、財政論と財政の機能、乗数理論、公共財などです。
言葉だけ見ても難しい感じがしますよね。
実際に財政学でつまずくとしたらこの「財政理論」だと思います。
なぜなら、財政理論はミクロ経済学やマクロ経済学で出題される問題も含まれるからです。ミクロ経済学、マクロ経済学をしっかりと勉強してきた人にとっては、ただの復習に過ぎませんが、これらの科目の勉強をしていない人にとっては難所になります。
ミクロ経済学、マクロ経済学を捨ててしまった人は、最悪、「財政理論」も捨てた方が効率的かもしれません。
- 財政事情
財政事情とは、日本の財政事情、各国の財政事情のことです。
もっと簡単に言うと、「経済の時事」です。
財政事情は暗記で対応できます。
たとえば、「今年度の一般会計予算は○○兆円」というのを覚えたり、「今年度の○○費は過去最高額だ」というような内容をひたすら覚えます。
このように最新の数字が問われるため、財政学の参考書(スー過去)は毎年改訂されます。
中古で買った財政学の参考書は役に立たないのでダメです。
財政学の出題数
国家一般職 | 国税専門官 | 財務専門官 | 東京都1B | 特別区 | 地方上級全国型 | 地方上級関東型 | 地方上級中部・北陸型 | |
財政学 | 5 | 6 | 6 | 記述 | 5 | 3 | 4 | 3 |
✔国家一般職:選択制なので、避けることもできます。
✔国税専門官:こちらも選択制なので避けることもできます。
✔財務専門官:必須解答です。ちなみに、ミクロとマクロも必須です。
✔東京都1B:選択制の記述問題です。だいたいの人は法律系と政治系を選択するので、記述試験のためにわざわざ財政学を勉強する必要はないかなと思います。得意なら選択するのもありです。
✔特別区:問題選択制です。つまり、5問の中でわかる問題だけ解答すればいいということです。ミクロ経済学やマクロ経済学を勉強していなくて、財政学の理論がダメでも、財政制度は暗記で得点できるので部分的に勉強しましょう。
✔地方上級全国型:必須解答です。ほかの試験種と比較すると3問と少ないですが、それでも40問中の3問です。
✔地方上級関東型:選択制です。
✔地方上級中部・北陸型:選択制です。
財政学の勉強を始める時期
2月中には財政学の勉強をはじめましょう。
2月からでも間に合います。
2月までに、ミクロ経済学とマクロ経済学の勉強を終えていれば、残りは財政制度と経済事情の暗記のみなので楽勝です。
ミクロ経済学やマクロ経済学を捨ててしまった人でも、財政制度と経済事情は暗記だけで解ける問題なので確実に得点しましょう!(特に特別区)
財政学の勉強法とおすすめ参考書
使用する参考書は、スー過去です。
毎年改訂版が発売されますので、新しいものが発売されたら購入するようにしましょう。
中古はダメです。
なぜなら、国の予算や制度などは毎年変わります。中古のスー過去だとそのへんの情報が古いままなので、間違った情報を覚えてしまうことになります。
※まだ、改訂版は発売されていないのでリンクは載せていません。
スー過去の使用方法は以下のとおりです。
(1)レジュメを読んで情報をインプットします。
(2)問題を解く。
これの繰り返しです。
これ以上やることはありません。なぜなら、これだけで合格できるだけの実力がつくからです。
まとめ
- 財政学はミクロ経済学、マクロ経済学と重複する部分が多いのでコスパがいい。
- 財政学のスー過去は年明け前後に発売される最新版で勉強しないとダメ。
- 2月中には勉強をはじめる。
- スー過去でひたすらインプットとアウトプットを繰りかえす。
今回は以上です。
それではさようなら(ヾ(´・ω・`)
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