公務員試験の民法の参考書【出題数・難易度・勉強法も説明】

 

「公務員試験の民法の参考書って、スー過去以外におすすめはないの?」

「この参考書で本当に合格できるの?」

「できれば、参考書を利用した効率的な勉強法も知りたい。」

「できれば、いろんな民法の参考書の評価を知りたい」

「できれば、試験種ごとに、民法の出題数や、難易度も知りたい」

 

こんな悩みを抱えている人はいませんか?

当記事を読むことで、このような悩みを解決することができます。

 

あらためて、こんにちは!
元特別区職員、元TAC生のあやんぼです。

今回この記事を書くにあたり、民法の参考書についてかなり調べました。

私自身、使用した参考書もありますので、経験をもとにおすすめできる民法の参考書をお伝えしていこうと思います。

それでは、挨拶はこのへんにして、おすすめ参考書を紹介していきましょう。

目次

公務員試験の民法の参考書【あやんぼのおすすめ2冊】

 

白ちゃん
それでは、参考書を紹介します。

【公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 民法1・2】

こちらは、問題集になります。

説明をする必要もないほど、ポピュラーな問題集です。

すべての科目で問題集は、スー過去でそろえることになるかと思います。

しかし、あくまで問題集です。
憲法のような優しい科目であれば、スー過去のレジュメのみで対応できますが、民法は不可能です。

これは、断言できます。

民法初学者が、スー過去だけで勉強するのは絶対に不可能です。

ですので、次に紹介する解説書が必要になります。

【公務員試験 最初でつまずかない民法1・2】

「公務員試験 最初でつまずかない民法1・2」を、あやんぼは推薦いたします。

こちらは、問題集ではなく、解説本です。

民法は、とにかく難しい科目なので、スー過去のような問題集だけでは理解ができません。

 

では、なぜ、この参考書がおすすめなのか。

その理由は、本書のテーマ構成は『新スーパー過去問ゼミ 民法1・2』に準拠しているからです。

そのおかげで、「公務員試験 最初でつまずかない民法1・2」で知識をインプットした後に、スー過去でそのままアウトプットできます。

また、この参考書の製作者である鶴田秀樹(ツルタヒデキ)さんは、労働省を退職後、大学で公務員講座の講師、模試問題の制作にも携わっています。

ゆえに、参考書も信頼できるものとなっています。

アマゾンの口コミも載せておきますね!

 

専門用語もしっかりルビがふってある。法学部以外の学生が勉強を始めるのにおすすめ。できれば一年から半年前には読んでおいてほしい。2冊あるので時間がかかる。民法は特に誰もが苦労するので余裕をもって取り組んでほしい。

 

公務員試験の民法の参考書【具体的な勉強法】

 

白ちゃん
それでは、さきほど紹介した参考書を利用した具体的な勉強法を説明しますね!

正しい勉強法

 

(1)勉強の時間配分はインプット4割、アウトプット6割を意識しましょう。

アウトプット(問題集を解く)をしなければ、力は絶対に身につきません。
インプット(参考書を読む)だけしている人は勉強法を見直しましょう。
正直、インプット3割、アウトプット7割でもいいかと思います。

 

(2)インプットしたらすぐにアウトプットしましょう。

「インプットしたけど、他の科目をやりたくなったからアウトプットは明日にしよう!」
これは効率の悪い勉強法です。

「公務員試験 最初でつまずかない民法」でインプットをしたら、すぐに「スー過去」でアウトプットしましょう。

せっかくインプットしたものも、使わずに明日になればほとんど忘れてしまいます。

どの科目にも言えることですが、記憶が定着するのはインプットしたものをアウトプットするときです。
メンタリストのDAIGOさんも同じことを言っているので間違いないです。

 

(3)復習のサイクルを習慣化しましょう。

1日目⇒2日目⇒5日目⇒10日目と復習しましょう。

必ずこの日程で復習しなくても構いません。
あくまで目安です。

自分でルールを作り、勉強しましょう。
私はインプットした直後は短いスパンで復習を繰り返し、ある程度力が身に付いたら3日おきぐらいに民法の問題を解くようにしていました。

 

(4)わからない問題は必ず図を書きましょう。

民法は登場人物が多い問題ほど難しくなります。
ときにはAさん、Bさん、Cさん、Dさんとたくさん出てきます。

頭の中で考えると、混乱して間違いやすいので必ず図を書いて考えましょう。

慣れてきても、ややこしい問題は図を書いた方が、間違いが減るので、図を書くことを習慣にしましょう。

間違った勉強法

 

(1)こんな『参考書』はダメ!

×民法大改正に対応していない

勉強法以前の問題ですね。
メルカリなどで中古の参考書を購入した人は、最新版かどうか確認してください。

 

(2)こんな『勉強法』はダメ!

×導入本を一気に一周してからスー過去をやる

民法の勉強範囲は非常に多いです。
導入本を一通りインプットするのに何日もかかります。

読み終えたころには、最初の方に勉強した分野とは「はじめまして状態」です。

繰り返しになりますが、導入本で1章分インプットしたら、次の章のインプットをするのではなく、スー過去でその章のアウトプットをしましょう。

 

公務員試験の民法の参考書【ランキング】

 

白ちゃん
他の参考書もランキング形式で紹介しますね!

1位:【公務員試験 最初でつまずかない民法1・2】

 

こちらは、先ほど紹介しましたね。

以下の理由から、本書を1位に選ばせていただきました。

特徴
  • スー過去に準拠して作成されている参考書なので、スー過去とセットしようすると効率よく勉強できる。
  • 法律用語の説明もくどいくらい、丁寧に説明してくれているので、はじめて民法を勉強する人でも理解しやすい。
  • 情報量が多い。スー過去では足りない部分を補ってくれている。

     

    2位:【寺本康之の民法1と2ザ・ベストプラス】

    YouTubeでも活動している寺本康之さんの参考書です。

    特徴
    • 図解が多いのでわかりやすい。
    • 網羅性に優れている。

     

    アマゾンの口コミも載せておきますね!

    ちなみに、アマゾンの口コミの評価が高いことも考慮し、本書を2位に選ばせていただきました。

    スー過去以外の問題集を使用している人なら、こちらの参考書を選択するのもありだと思います。

     

    ・寺本さんの本を買っとけば公務員試験ほぼおっけい。私は憲法、民法、行政法、を寺本さんのザベストでやっていたのですが、これを完璧にしたら問題集もほぼ初見で解けました。他の参考書と違い、網羅性が高いのにとてもわかりやすく説明している。本当に素晴らしい本です。他にも最近出た行政学や政治学の本もとてもわかりやすく、元々使ってた本があったのですがもう一回やり直しました。

    ・郷原講師の民法のテキストより網羅性に優れている。郷原講師の民法は家族法の解説がない。

    ・とにかく図解が多くて分かりやすいです。頭に染み込みます。解説もくどくなく、程よく通読に適しています。まとめの表が本当に完成度が高く公務員試験受験者以外にも勧められます。この本の内容を完璧にすれば予備試験の民法の短答でも大きく凹むことはないです。

     

    3位:【郷原豊茂の民法 (1) 新・まるごと講義生中継 第2版】

     

    こちらは、大手予備校TACの講師である郷原先生の参考書です。

    特徴
    • テキストというよりは、読み物。しっかりと文章を読み込むことで理解が進むタイプの参考書。
    • 会話口調。実際の講義を文字おこししたような感じ。

     

    アマゾンの口コミ良かったので、載せておきますね!

     

    高級感のある実況中継本という感じで、講義そのまま活字にしたような本です。無駄は省かれていますが、それでも読みやすさや頭に入ってくるという意味ではよいと思います。基本的にはじっくり読んで論理的な理解を深めるきっかけになればという感じのテキストです。図説もよいと思います。ただ、価格相当の部分はあって、ボリュームや多角的な解説という点では少し物足りないかなと思いました。とはいえ、民法を話し言葉での解説で頭に入れたほうが楽という人もいそうですので一度は立ち読み等されるのをおすすめします。

     

    公務員試験の民法【試験種別の出題数】

    全国型 関東型 東京都1B 特別区 国家一般職 国税専門官 財務専門官 裁判所一般職 労基監督官
    憲法 記述
    行政法 記述 ×
    民法 記述 10 10 13 5

     

    比較するために、憲法と行政法も載せておきました。
    ご覧のとおりです。
    出題数が多いですよね。

    特別区や国家一般職は10題ずつ、裁判所一般職は13問も出題されます。

    公務員試験合格に向けて、民法は避けて通れない道です。
    決して捨て科目にしてはいけませんよ!

    公務員試験の民法【試験種別の難易度】

    全国型 関東型 東京都1B 特別区 国家一般職 国税専門官 財務専門官 裁判所一般職 労基監督官
    憲法
    行政法 ×
    民法

     

    表の見方
    数字が低いほど簡単であることを意味しています。
    (1:かんたん/2:ふつう/3:むずかしい)
    ※あくまで難易度は私個人の印象です。

     

    他の科目については別の機会に触れるとして、今回は民法を見てみましょう。

    特別区、国家一般職、裁判所がレベル3(むずかしい)になっていますね。

    特別区って他の科目はかんたんな問題がよく出題されるのですが、民法に限っては難しい問題が出題されます。

    もちろん10問全てが難しい問題ではないので、かんたんな問題を確実に正解できるようにしておけば大丈夫です。

    国家一般職については、専門科目は基本的に難しいです。
    問題選択制の特別区と違い、国家一般職は科目選択制ですので、簡単な問題だけ解ければいいわけではありません。
    10問中8問正解を目標にしましょう。

    裁判所の民法は難しいです。
    やはり、法律を扱う仕事なので受験生に求められる法律の知識のレベルが高いですね。13問中10問正解を目標にしましょう。

    まとめ

    今回紹介した参考書は、以下のとおりです。

    ・「公務員試験 最初でつまずかない民法1・2」

    ・「公務員試験 スーパー過去問ゼミ6 民法」

     

    最後まで読んでいただきありがとうございました。

    他の科目の参考書についても知りたいというあなたは、こちらの記事をご覧ください。

     

    おすすめの記事